楽器解説4コマ漫画、メトロノーム
♪=43「リズム界の究極の発明」
※本画像はArts Provider株式会社の著作物となります。無断での利用、複製、改変を禁じます。
構成:Arts Provider株式会社
原画・原作:ハモスケ
ハモスケさん、突然ですが問題です。
リズムトレーニングに必要不可欠な機械は何でしょう?
『う~ん、メトロノームですか?』
大正解です!!
では、メトロノームはいつ頃からあるか、ご存じですか?
『え~と、う~んと、
かなり昔からあるような気がしますが・・・。』
では、今日は、音楽界の究極の発明品の一つとも
言われているメトロノームについて、お教えしましょう。
『宜しくお願いします。』
メトロノームは、一定の間隔で音や振り子の動きを刻み、音楽の速さ(テンポ)を正確に保つ装置です。
一般的な振り子式メトロノームは、振り子が左右に揺れることで「カチ、カチ」と一定のリズムを刻みます。
この一定の間隔が、音楽のテンポの基準になります。
テンポ調整おもり(スライダー)を上下に動かすことで、速さが変わります。
『スライダーを上にすると遅くなるんですよね。』
メトロノームは、ディートリヒ・ニコラウス・ヴィンケルが1812年頃に考案したとされています。
その後、ヨハン・ネポムク・メルツェルが1815年に特許を出願しました。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、テンポ指示(♩=120など)を積極的に楽譜へ書き込んだ最初期の作曲家の一人であり、メトロノームを愛用していました。
そのこともあって、没後に建てられた墓碑がメトロノームの形をしていることでも知られています。
『ベートーヴェンさんのお墓は有名ですね。』
※オーストリアのウィーン中央墓地(Zentralfriedhof)
メトロノーム以前は、テンポは演奏者の感覚に任され、自由に揺らす表現(ルバート)が多く見られました。
演奏ごとに速さが異なるのも珍しくありませんでした。
一方、メトロノームの登場により一定のテンポという概念が広まり、特にオーケストラや音楽教育では、演奏の統一性が大きく向上しました。
古典オーケストラらしい表現として、ハモスケさんのテンポ変化はとても魅力的ですが、演奏者にとってはやや難しく感じるところもあります。
『え?古典オーケストラですか?
すみません、もう少しテンポを意識して整えるようにします。』
※ルバート(Tempo Rubato)は、音楽の演奏表現で、フレーズの基本テンポを保ちつつ、音符の長さをわずかに速くしたり遅くしたりして、感情豊かにテンポを揺らす奏法です。
私たちが当たり前のように使っているメトロノーム。
実はその発明は、音楽の練習方法や作曲の考え方を大きく変えました。
そしてメトロノームを積極的に活用したことで知られるベートーヴェン。そのお墓には、音楽史を感じさせる興味深いエピソードも残されています。
今回の4コマでは、メトロノーム誕生の歴史と、ベートーヴェンとの意外なつながりを紹介しています。
知っているようで知らない音楽史の小話、ぜひご覧ください♪
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